2017年12月28日木曜日

別記 ネクロ魔USTour 書:瑳里

別記 書 瑳里


はじめに

----この文章はライブ終了直後や飛行機内で氣まぐれに書いた別記です----



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ツアーは、"楽しい"なんてものではないです。
これは"戰"です。
一つ一つのステージ、どんな環境であろうとも必ず優勝しなければならない。
例えマイナスに近い気温の中暖房の効かない部屋に泊まろうとも…

本編とは別に、赤裸々な部分を少しお話ししなければならないと思いました。
少しでも私達の軌跡を知って慾しいから。

みんなが如何に"頑張ったか"これを伝えることはとても難しいことなのです。
何故ならみんなはアイドルだから。
頑張って当たり前、だけどきっとみんなが想像している幾億倍は大変なことになっていました。
これを伝えるべくは、一番身近で共に戰った私の役目なのではないかと最後のステージを終えて思いました。
そうしなければきっと誰の耳に入ることもなく消えてしまうから…
書くべきなのか最後まで悩んだので読む人を選ぶかもしれません、宜しくネ。

まず、4人でアメリカツアーを決行する、ということは私達にとってとても大きな決断でした。
ネクロ魔は5人誰が欠けても駄目。
全員が心からそう思っているから。
でも今回は本当に急な話だったし(ツアーの話が来たのは2ヶ月くらい前かな?)、ひなとリッキーさんがそう判断したのならと4人での特訓が始まりました。
誰が何の事情で欠けようが、観てくれる人には関係ないし"NECRONOMIDOL"という名前は変わらない。
初めて観てくれる方に最上のステージを差し上げたい。
ましてや3年待っててくれた方も居る…!
プレッシャーは凄まじく、涙を流すメンバーも居ました。
そして改めて4人で5人の時と同じ感動を届けられるようにと意識を固めました。
5人用で作られている振りや歌を4人用に戻すことは實は大変な作業なのです。
勿論フォーメーションは私達自身で考え、覺えます。
そして人樣のソロパートを歌うということは想像以上に責任が重く、そして愛も生まれてしまうということなのです。

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とうとうその日がやって来て、アメリカでのZEROSHIKIさんとのツアーが始まります。

ZEROSHIKIさんとは今回が初めまして。
二度のリハーサルと一度のライブを経て共にツアーを巡るのは正直とても不安でした。
ステージを良くする為、勇氣を出して本氣の意見を交換することもありました。
その度大人のZEROSHIKIさんは受け入れてくれ、ライブを重ねる度に想いが一つになり益々ライブが良くなる…。
ネクロ魔メンバーの誰かの口から、「ライブ毎に顕著にライブが良くなるのってすごい!」と溢れたことも。
ZEROSHIKIさんとのラストの公演は言葉では表せないものが有りました。

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ライブハウスの環境としては、
會場によりけりですが、柿ちゃんがブログに記したように優しい方や、ご好意でごはんを作ってくれる方も…!
はたまた音響さん同士が罵り合っていたり、風邪でまともに働いてくれなかったりすることも。
結局リッキーさんがPAをすることが多かったです。凄いネ!
そして楽屋の暖房が効かないことは日常。
震えながら発声や合わせ練習をしました。


宿泊の環境は基本的にはよいのですが、
モーテルは本当に運次第。
マイナスに近い気温の草木も凍てつく中暖房が効かず、ガチガチに震えながら寝に着くこともありました。絶対眠れないかと思いきや極限に疲れている為寝てしまう。私はきっとこの経験は生涯忘れないと思う。
最後のライブの日のモーテルは、デレクさんがクリスマスプレゼントと言って一人一台のベッドのあるお部屋を借りてくれました…とても嬉しかった。

他にも沢山沢山大変なことや愉しいことが有りましたが、全てを語ることは致しません。
只、私はこの旅によってよりメンバーのことを知り、尊敬するようになりました。


何故ここまでツアーを完走することに執着出来たかというと、当たり前ではあるけれど、アメリカの方々に私達を、ネクロ魔を届けたいから。
ZEROSHIKIさんがこのツアーの為だけに大変な努力をしてネクロ魔の曲を覺えてくれたから(全て耳コピなのですって…!)。
大人達がどんな想いでアメリカツアーを決行してくれたかを感じているから。
日に十何時間も運転してくれたデレクは本当に尊い。有難う…

辛かったことも含めつらつらと書いてしまったけれど、それでも私達は恵まれていると、心から思うの。
アメリカでツアー出来るアイドルなんてそうそう居ないのです。

そしてそんな時でも、笑顔のファンを前にすると疲れが吹き飛んでしまうの。
私達のステージに涙してくれるファンを見ると私も泣いてしまうよ。
言葉が解らなくても想いは伝わるんだよ。
本当だよ。

そんなファンの為にも、私達のプライド的にも、中途半端なライブは絶対に許されなかったのです。

強いよ、みんな!
本当によく頑張ったよ、100点満点!
勿論これが天井ではなく、課題も山積みです。
でもこのツアーでみんなの想いを再確認出来て良かった。
私達は立派にツアーを成し遂げたよ。

語ってしまうのはちょっと格好惡いかもしれないけれど、愉しいだけじゃなかったこと、伝えたくて書きました。


貴方の大好きな柿ちゃんも怜ちゃんもひまちゃんも私も、そして来たかった筈なのに待ってくれていたひなも、よく戰いました。
次に自分の推しに逢ったら一言「よく頑張ったネ」と伝えてあげて下さい。
それだけで救われるものがあります。

そして、これからもその戰いは日本でもまた別の國でも続きます。
その時も、どうか貴方が側に居てくれることを信じて…

それではまた逢う日を愉しみに🌹
瑳里より

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